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あの日何してた?それぞれの9.11

世界を震撼させた2001年9月11日の同時多発テロから20年が経ちました。



毎年この日がめぐってくるたびに、同僚や友人たちと「あの日どこで何してた?」という話になるので、今回いくつかご紹介したいと思います。

まずは私から。
20年前はスイスで学生をしていて、学校が終わってから家で翌日のファイナンスクラスのテストに備えて勉強をしていたところでした。

「スイスのお兄ちゃん」と呼んで仲良くしていたKさんから電話がかかってきて「Tiareちゃん、テレビ見て!ニューヨークのワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んでる!」と言われたので「も~そんなことあるわけないでしょ?ハリウッド映画の宣伝じゃないの?」と返したのを覚えています。

その後どうやら現実に起きていることらしい、とのことで、家にテレビがなかったのでドイツ人のクラスメイト、クリスティーナの家まで走って行き、集まってきたクラスメイトたちと午後から夜にかけてずっとテレビのニュースを追いかけました。

私が当時通っていたのはアメリカの州立大学のスイス校だったので、翌朝登校するとアメリカ人の教授たちはみんな泣いていて「この状態だとファイナンスのテストは、もしかしたらキャンセルになるかも…」と思っていたのだけど、ばっちり実施されました。

映像を繰り返し見たせいか、その後私は飛行機恐怖症に…(涙)
だけど20年経って、少しずつ緩和されてきたような気がします。

KCはこの数か月前にアメリカの大学を卒業して、今も勤めているアメリカの投資銀行の東京支社で働き始めたばかりでした。
ニュースは夜テレビをつけて知ったそう。
直接話したことはないそうですが、当時同じ東京支社に勤めていた先輩のお父様がワールドトレードセンターに入っていた富士銀行の支店長さんで、このテロで残念ながら亡くなられたとのことでした。

子どもたちが生まれる前に働いていたアメリカの銀行で同僚だった男性の一人は、事件発生時にノースタワーにいたんだそう。
彼は当時40階に入っていたリーマンブラザーズで働いていて、みんなで立ち話をしながら朝ごはんを食べていると、突然の衝撃と共にぐらっと身体が思いっきり傾き、その後揺り戻しがあったので、最初は「地震?!」と思ったそうです。

その後同僚たちと一緒に下に降りた(エレベーターで…^^;)そうですが、最初に攻撃されたノースタワーよりも先に崩れたサウスタワーの崩壊を目の当たりにしたそう。
灰にまみれながら何とかその場を離れたものの、フェリーを出してもらえるまで結構待たされたそうで、ニュージャージーの家にやっと帰り着いたのはその日の夕方だったと話してくれました。

ちなみに彼はユーゴスラビア出身で、戦火を逃れてアメリカに移住した矢先にこの事件に遭遇。
さらにこの数年後には、勤めていたリーマンブラザーズが経営破綻する、という悲劇に見舞われました…。

同じお料理教室に通っていた日本人のママ友のKちゃんは当時富士銀行に勤めていて、ちょうど地下鉄のワールドトレードセンター駅に着いたところで事件を知ったそう。
会社に電話をしたら家に帰っていいと言われたので、そのまま引き返して難を逃れました。
9.11とは直接関係ありませんが…Kちゃんは3年前、40歳のお誕生日を目前に控えて乳がんで亡くなりました。

国連のアメリカ人の同僚は、当日朝にお母さんが泣きながら電話をかけてきて「飛行機がワールドトレードセンターにぶつかってきたそうよ。次は国連本部ビルが標的になるかもしれないって言われてる。お願いだからすぐに逃げて!」と懇願されたそう。
その後職場から家に帰るように指示が出たので帰宅したそうです。

日本人の同僚はノースタワーに飛行機が墜落したと聞いて、数人で国連本部ビルの高いところに上がって黒煙があがる様子を見ていたところ、サウスタワーに二機目が突っ込んだのを目の当たりにしたとのこと。

シドニー在住の日本人の友人Tさんはタクシーに乗っていたところ、ラジオを聴いていたアラブ人のドライバーが突然「やった~!」と雄たけびをあげて大喜びしていたので「どうしたの?」と訊くと「ニューヨークのワールドトレードセンターが飛行機で攻撃されたんだってさ。当然の報いだよ」と言ったのを聞いてとても複雑な気持ちになった、と話していました。

「生まれた時からそこに当たり前にあったワールドトレードセンターが、ニューヨークの摩天楼からなくなってしまったことがしばらくは信じられなかった」
「ダウンタウンを歩く時はいつも、どこからでも見えるワールドトレードセンターを目印にして方向を定めていたから、なくなってからもしばらくは上を見上げる癖が抜けなかった」
と、何人もの友人たちが異口同音に話してくれたことも心に残っています。

ニューヨーカーにとってワールドトレードセンターは、いろんな意味で大きな存在だったんだろうなあ…。

当時、この出来事をリアルタイムで体験した世界中の人々が、それぞれの立場や思いで過ごした9.11。
20年前には生まれていなかった娘たちは同時多発テロ事件のことは知ってはいるけど、学校ではそこまで詳しくは学んでいないそう。

私自身が映像を見すぎて飛行機恐怖症になったのであまり生々しいものは見せたくありませんが、アメリカ市民としてもニューヨーカーとしてもちゃんと知っておくべきことだと思うので、そのうち9.11のメモリアルミュージアムに連れて行こうと思っています。

9.11で犠牲になられたすべての方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へにほんブログ村 ライフスタイルブログ ミニマリストへ 山田詠美さんの小説「Pay Day!!!」はニューヨークのダウンタウンで生まれ育ち、9.11で母を失った17歳の双子の兄妹ハーモニーとロビンの喪失と成長の物語。悲しいけどとても素敵な小説です。思春期の子どもを持つ親御さんにもオススメ~(*´Д`)
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テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

プロフィール

Tiare

Author:Tiare
マンハッタンの片隅で、二人の娘たちを育てるワーママです。

これまでに住んだ6か国(日本・カナダ・スイス・フランス領ポリネシア・オーストラリア・英スコットランド)とここニューヨークの様々な文化や習慣を娘たちに伝えながら、日本語・英語・フランス語のトリリンガル教育と自分なりのシンプル&ミニマムライフを追求しています♡
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