ラクレット・プレイデートと毒ガス騒動^^;

いつもホームスクールでお世話になっているママ友ちゃんたち&キッズ5組をランチにお招きして、我が家で「ラクレット・プレイデート」を催しました☆

「ホームスクールに参加し始めてから、食生活が豊かになったわ〜♡」「黒パンとチーズなんて、まるでハイジになった気分♪」などとみんなで言い合いながらラクレットをつつき、めずらしく昼間からワインを飲んでご機嫌だった私たち。

子どもたちは日本語の「Frozen(アナと雪の女王)」を観て大はしゃぎでした。
いつまでブームが続くんでしょ…?^^

RaclettePD.jpg

…と、突如ドアをトントンと叩く音が。
開けると同じフロアに住む顔見知りのおばさまが、訝しげな表情で立っていました。
彼女の姿を認識した途端「もしかしたら、子どもたちの声がうるさすぎたのかしら?」とヒヤリとした私。

ところがおばさまが言った言葉は「…ねえ、この匂いなあに?」
「あ、スイスチーズです。今フォンデュのようなものをやっていて…」と咄嗟に答えると、「ああ、チーズね」と幾分ホッとした表情になり、「イリーガルなドラッグか、毒ガスがもれているのかと思ったわよ」と言いながら去って行きました。

さらにはいつも良くしてくれているお隣さんも来て「この匂いがエレベーターを通じてロビーにも広がってるよ」と笑いながら教えてくださったので「えっ、ホントに? うわーごめんなさーい!!」とすっかり恐縮してしまった私。

今まではクレームをつけられたことは一度もなかったんだけど、この日はドアを開けていた時間がちょっと長過ぎる時があったので、そこで匂いが廊下にまで広がってしまったんだと思います。

どう考えても食べ物の匂いだし、さすがに毒ガスはないでしょ?!と思ったんだけど、スイスに行ったことがなかったり、ラクレットチーズを知らない人にとっては不可思議な匂いだろうと想像されるので、皆さんを不安にさせてしまったのかも。

さらには、ヨーロッパで数年暮らした経験があることで食べ物に関する感覚が狂い、西洋人=チーズ好き、といつの間にか思い込んでしまっていたことも、今回皆への思いやりを欠いた結果になってしまった一因かなと…。
映画などでも、フランスのチーズの匂いに外国人が顔をしかめるシーンがあるものね^^;

早速、帰ってきたKCに事の顛末を話すと、KCは苦笑い。
「まあラクレットの匂いはたしかに強いしね。スイスでもレストランには充満しているけれど、一般家庭ではそんなこともないじゃない? 俺はいつも屋外で食べていたような記憶があるし…。この匂いが苦手な人にとってみれば、例え一時にせよこの中で生活するのは辛いかもしれない」

この言葉を聞いて、ハッとした私。
私は自分や自分のお友達の楽しみだけのことを考えて、アパートメントの他の人たちのことは全く考えてなかった…と気づかされた瞬間でした><

アドラーで言うと「共同体感覚の欠如」ですね。
共同体感覚とは、アドラー心理学のカウンセリングやコーチング、勇気づけの子育ての目標になっている鍵概念で、簡単に言うと「みんなが幸せになるように、みんなと協力して生きていこう」という感覚のこと。
他にも詳しく書けばいろいろとあるのですが…ここでは便宜上省略します。

私が今回このラクレット会を催したのは、「いつもお世話になっている大好きなお友達においしいものを食べさせてあげたい」「子どもたちにも、他文化の食べ物に触れる機会を与えてあげたい」という、ある意味私なりの共同体への貢献から出た気持ちからだったのだけど、そのせいで他のアパートメントの住人たちに迷惑をかける結果となってしまいました。

仲間内の楽しみと、アパートメントの住人の平穏を守ること。
もちろんこの場合はアパートメントの住人を優先させるべきなのは常識の点から見ても誰の目にも明らかですが、もし相容れない事で迷う時は、アドラー氏曰く「より大きな共同体の声を聴け」という言葉に従うと間違いがないそう。
よってこの場合ももちろん、仲間内よりも大きな共同体であるアパートメントの住人達のことをより深く考えるべき、ということになります。

…ということで、しばらくラクレットはお休みかな?(涙)
でもこのラクレットグリルをひっくり返すとフレンチクレープのグリルになるので、次回はクレープパーティーをやろう!ということになりました(笑)
今度は迷惑をかけないように気をつけなくちゃね^^;

先日三浦綾子さんの本「道ありき」を読み返していた時に「聖書は自分の中の問題をひっさげて読まねばならぬ」という言葉を見つけたんだけど、アドラー心理学にもそれに通じるものがあるなあ、としみじみ。

いつもコーチングセッションや勇気づけ勉強会で「アドラー心理学の目標は、自分自身や子どもたちの中に共同体感覚を育成することです。」なんてしたり顔で言っちゃっている私自身が、まだまだちゃんと実践できていないなあ〜と、とても恥ずかしくなりました。

まあ、アドラー心理学を完璧に理解&実践できるようになるのには、今まで生きて来た時間の半分が必要と言われているので…私の場合はあと十○年!?
そう思うと気が遠くなりそうですが、まだまだこんなに時間があると思うと少し気がラクになったりもします(笑)

たった一度だけの、かけがえのない人生。
その人生を素敵に生ききるためのよりよい人間となれるように、そして娘たちにとっても恥ずかしくない母親になれるように、これからも少しずつ少しずつ、前に進んで行ければ良いな。

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プロフィール

Tiare

Author:Tiare
マンハッタンの片隅で二人の娘たちを育てるワーキングママ。

・モンテッソーリ教育
・アドラー心理学の勇気づけ(ポジティブ・ディシプリン)
・教育キネシオロジー・ブレインジム

を三本柱に、少女の頃より住んできた国々(カナダ・スイス・フランス領ポリネシア(タヒチ)・オーストラリア・イギリス)とニューヨークで出会った様々な学校&家庭教育メソッドを楽しく研究&家庭で実践中♪

また子育てライターとしても、子育てキュレーションサイトUp to you!アーレックス流ライフスタイルなどに記事を寄稿しています。

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