ママたちに贈るうた

日本、ヨーロッパ、オーストラリア、ニューヨークに住む友人数人が、去年の10月から12月頃にかけてぽこぽこと男の子を出産。
出産のお知らせはいつでも嬉しいものです^^

「何かアドバイスはない?」とよく聞かれるんだけど…何も思いつかないので、その代わりに大好きな歌人俵万智さんの歌を友人たちに贈ります。

歌集「プーさんの鼻」より。

tawaramachi.jpg

「バンザイの姿勢で眠り入る吾子(あこ)よ そうだバンザイ生まれてバンザイ」

初心に戻りたい時に、いつもこの歌を思い出すようにしています。
娘たちが新生児のときは「生まれてきてくれてありがとう」という感謝の思いと「いつまでも元気でいてくれますように」との願いしかなかったはずのに、年月を経るごとにどんどん欲深くなってしまう私たち^^;

生まれてきてくれたこと、そして今この瞬間を生きていてくれていることが奇跡、という思いで新生児の可愛さと大変さをかみしめながら、未来の貴重な思い出となる今の一瞬一瞬を大切に過ごしていってもらえたらいいな。

続いて、最近娘たちと手をつないで外を歩いているとよく思い浮かぶ歌をご紹介。

第一歌集「サラダ記念日」より。

Salad Kinenbi

『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』

これは多分恋人とのあいだのことを歌ったものだと思うのだけど、どんな人間関係でも言えることですね。
昔から大好きな歌の一つです♡

そして、いつか来る親離れのときを想って歌ったと想定される歌も。

子育て短歌エッセイ「たんぽぽの日々」より。

tanpopo.jpg

「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから」

そういえば、娘たちがたんぽぽの綿毛をふーっと吹くたびに、なぜか胸の奥がきゅっとせつなくなるような訳のわからないセンチメンタリズムを感じていたのは、深く考えればこういうことだったのかも!とハッとさせられた歌です。

同じ母親としてのたんぽぽのお母さんの気持ちを思うと、これからは綿毛を気軽に吹けないなあ…でもたんぽぽママの母としての何よりの喜びは、種の保存という意味に置いて子どもの巣立ちなんだよね…うーん、これは娘を嫁に出す親の気持ちとも相通じるところがあるなあ…など、この歌を読むたびにぐるぐるとたんぽぽ哲学に陥ってしまいます。…ヒマですねぇ(笑)

「子を連れて西へ西へと逃げてゆく 愚かな母と言うならば言え」

3.11の時に仙台に住んでいた俵さんは、地震と原発の事故のあと息子さんを連れて那覇行きの飛行機に飛び乗り、今は親子で石垣島に住んでいらっしゃるそう。
「自分だけよければいいのか!」との批判もたくさん寄せられたとのことですが、何を言われようとも私は私のやり方でこの子を守り抜いてみせる、という母としての固い決意が感じられる歌です。

震災時の歌には他にもこういうものも。

「空腹を訴える子と手をつなぐ 百円あれどおにぎりあらず」
「ゆきずりの人に貰いしゆでたまご 子よ忘れるなそのゆでたまご」

この歌を見て、同じような状況になったとき果たして私は娘たちを守りきれるだろうか、と考えさせられました。
どんな状況にあっても子どもを守り抜くことのできる、身体的にも精神的にも強い母にならなくちゃね。

俵万智さんの歌集はどれもオススメなので、お時間のある時にぜひ手に取ってみられてくださいね☆

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プロフィール

Tiare

Author:Tiare
マンハッタンの片隅で二人の娘たちを育てるワーキングママ。

・モンテッソーリ教育
・アドラー心理学の勇気づけ(ポジティブ・ディシプリン)
・教育キネシオロジー・ブレインジム

を三本柱に、少女の頃より住んできた国々(カナダ・スイス・フランス領ポリネシア(タヒチ)・オーストラリア・イギリス)とニューヨークで出会った様々な学校&家庭教育メソッドを楽しく研究&家庭で実践中♪

また子育てライターとしても、子育てキュレーションサイトUp to you!アーレックス流ライフスタイルなどに記事を寄稿しています。

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